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drip FLOORPACK Cargo レビュー|1ヶ月使って分かった3階建ての強みと、正直な不満5つ

drip FLOORPACK Cargo レビューのアイキャッチ。3階建てバックパックの外観 モノ(レビュー)

旅行用のバッグを買い替えました。drip の新作「FLOORPACK Cargo」です。35,800円。バックパックとしては、かなり高い部類だと思います。

買ってから1ヶ月が経ちました。大きいバッグなので毎日は使っていませんが、旅行・温泉・運動・出社と、ひととおりのシーンで出動させました。

案件ではないので、良かったところも不満なところも、そのまま書きます。

正直、不満のほうが数は多いですが、気に入ってます

※この記事は2026年8月18日時点の情報です。価格・在庫・仕様は変動するため、購入前に販売ページでご確認ください。

先に結論:毎日は使いません。でも「荷物が多い日」の一軍になりました

  • 買った理由は「整理力」の一点。どこに何があるか分かることが、こんなに楽だとは思いませんでした
  • 中段・下段を横から出せるのは、想像以上に便利。これは3階建ての本領です
  • ただし一番よく開ける最上段が、上からしか開かない。旅行中、ちょいちょい不便でした
  • dripが売りにしていた「ポケットの多さ」は、自分には期待はずれでした。一部のポケットは小さすぎて使っていません(大きめのポケットはどれも○)
  • 28L・約1.6kg。毎日持つバッグではありません。荷物が多い日の道具です

結論から言うと、満足しています。ただ「万人に勧められるか」と聞かれると、そうは言えません。理由は後半に全部書きます。

なぜ買ったのか|整理できないバッグに、疲れていました

きっかけは、それまで旅行用に使っていたバッグ( 25L Pro Pack)がボロくなってきたことでした。加えて、容量も足りなくなってきていた。

それでOAKLEY の Essential Box Packを買いました。32Lで、容量は十分。

でも、これが収納と整理に難ありでした。

大きい袋がひとつある、という構造なんです。とりあえず全部入る。入るんですが、「何がどこにあるか分からない」。目的のものを取り出すのに、毎回ガサガサやることになる。

そのときに痛感しました。バッグにおいて、整理のしやすさは正義だと。

そんなときに、好きな会社である drip から旅行向けのバッグが出ました。しかも3階建て。整理力に困っていた自分に、これ以上ないタイミングでした。

実はわたし、dripのFLOORPACK Flexを3年前にMakuakeで支援して以来ずっと使っています。その上位モデルということで、中身をあまり疑わずに買いました。

FLOORPACK CargoとOAKLEY Essential Box Packのサイズ比較。Cargoは約28L、OAKLEYは約32L
左がCargo(約28L)、右がOAKLEY(約32L)。容量は大きいのに、仕分けが少ないのが悩みでした
FLOORPACK Cargoの内部。上段・中段・下段の3つに分かれた3階建て構造
これが3階建て。上段・中段・下段で荷物を分けられます

この1ヶ月、どこで使ったか

大きいバッグなので、毎日は使いません。「荷物が多い日」に出動させるという使い方です。この1ヶ月で4回ありました。

① 沖縄・小浜島 3泊4日

家族旅行の、自分用のバッグとして。メインの荷物はスーツケースに入れて、自分のものだけをCargoにまとめました。

中身は機内持ち込みのPC・ガジェット類と、3泊分の着替え。3階建てがそのまま役割分担になりました。

② 一泊温泉旅行

これ1つで行けました。入れたのは自分の持ち物だけですが、一泊ならスーツケースなしで完結します。

③ 運動+そのままカフェで作業

着替えとシューズ、温泉グッズ、そのあと出先のカフェで作業する一式まで、全部入れて出かけました。

荷物が多い自分にとって、余裕をもって入れられるのは良かったです。詰め込んでいる感じがしない。

④ 午後出勤の日、サウナ→出社

午前中にサウナへ行って、そのまま出社する日のバッグとして。

こうして並べると、「荷物が多くて、なおかつ移動する日」に使っているのが分かります。逆に言うと、それ以外の日は出番がありません。

使ってよかったところ

中段・下段を「横から」出せる

これが3階建ての本領でした。

普通のバックパックだと、下のものを取り出すのに上のものをどけないといけません。Cargoはサイドのファスナーから、中段と下段に直接手が入ります。

サイドの開けやすさも良かった。めちゃくちゃ便利です。旅行中、荷物を崩さずに目的のものだけ取り出せるのは、思っていた以上に効きました。

中身へのアクセス。上段は上から、中段と下段はサイドから開けられる
上段は上から。中段と下段はサイドから直接アクセスできます

マグネット開閉は、公式のふれこみどおり気持ちいい

サイドのファスナー部分は、マグネットでも開閉できます。

この感触はいいです。「パチッ」と吸い付く感じは、公式が言っているとおりでした。ここは期待を裏切られませんでした。

1.6kgだけど、思ったより重く感じない

スペック上は約1,600g。数字だけ見るとかなり重い部類です。

ただ実際に持つと、見た目より軽く感じました。マグネットをはじめ機構が多いバッグなのに、重さが気になりません。背負ったときのバランスがいいのかもしれません。

正直、ここは不満です(5つ)

ここからが本題です。1ヶ月使って気になったところを、全部書きます。

① 一番よく開ける最上段が、上からしか開かない

これがいちばんの不満です。

中段と下段は横から開けられるのに、いちばんアクセス頻度が高い最上段だけは、上からしか開けられません。

旅行中、ちょいちょい不便に感じました。荷物を置いて、上を開けて、また閉じて背負う。横から開けられる快適さを知っているぶん、余計に気になります。

② 仕切りが落ちることがある

3階建ての仕切りは着脱式で、荷物に合わせて付け外しできます。しっかり留まってはいるのですが、軽いものの上に重いものを載せると、仕切りごと落ちることがありました。特に荷物が少ないときに起きます。

マグネットなので仕方ないとは思います(荷物ぱんぱんだと大丈夫です)

これについては、公式にこう書かれています。

※各階層の耐荷重は2.5kg前後が目安となります。

drip公式オンラインショップ

つまり仕様の範囲を超えた積み方をしていた、ということでもあります。仕切りが弱いというより、1つの段に載せていい重さには上限があると理解したほうが正確でした。

荷物がぎっしり詰まっていれば起きませんし、2.5kgを意識すれば防げます。ただ「重いものを上の段にまとめる」という積み方をすると落ちてくるので、そこは知っておいたほうがいいです。

③ ポケットは多いけど、小さすぎて使っていません

ここがいちばん正直に書きたいところです。

dripは発売時、ポケットの多さを売りのひとつに推していました。実際、数はたくさんあります。

でもひとつひとつが小さすぎて、自分は使っていません。

公式はポケットに名前を付けていて、サイドフラップ表面/サイドフラップ裏面/メインフラップ背面/リュック扉部分裏側の4種類があります。

このうち特に使わないなと思ったのがサイドフラップの表面と裏面。表面は小さすぎるし、裏面はファスナーがないので、落ちそうで物を入れる気になりません。

結局よく使うのは上部と、中の大きめのファスナー2箇所の計3箇所がメインです。

好きなブランドですが、ここは期待はずれでした。数より、使えるサイズのものがいくつかあるほうが良かったです。

ただ、これはポーチを入れれば済む話でもあります。自分もバッグ側のポケットに頼るのはやめて、中身はポーチごと入れ替える形に落ち着きました。バッグを買い替えても、中の整理はやり直さなくて済みます。

【2026年】ガジェットポーチおすすめ6選|ケーブルも充電器もスッキリ。100均との違いも正直に

サイドフラップ表面と裏面のポケット。スマホと比べると小ささが分かる
スマホと比べるとこの大きさ。裏面はファスナーもありません

④ ファスナーの持ち手が、数回でほつれてきた

ファスナーの持ち手の糸が、数回使ったところでほつれてきました。飛び出していたので、ハサミで切りました。

出どころは持ち手のステッチ部分です。縫い目のところから糸が浮いてきます。

実はこれ、前作のFlexのときも同じでした。2世代とも同じということは、仕様に近いのかもしれません。

なお公式には、こんな注意書きがあります。

製品の形状特性上、引き手のみをつかんでバックの開閉をしてしまうと破損する恐れがあります。開閉の際は、本体を安定する場所に置いて行なってください。

drip公式オンラインショップ

ほつれの原因がこれだと断定はできません(前作でも同じでしたし、わたし自身そこまで乱暴に扱った覚えもありません)。ただ、引き手はメーカーも気を遣っている箇所ではあるようです。

正直に言うと、わたし自身はそこまで気になりません。使用に支障はないので。ただ3万円台のバッグでこれは気になる、という人はいると思います。

ファスナー持ち手のステッチ。数回の使用でほつれてきた部分
レザーとステッチの組み合わせは好きなのですが、ここからほつれてきました

⑤ PCポケットのクッションが薄い

16インチ対応のPCスリーブが付いています。深さも大きさも問題ありません。16インチのPCがすっぽり収まります。

ただクッション性は弱めです。

PCを直接そこに入れるのは、正直どうかなと思うくらいの厚みでした。

なのでわたしはPCケースに入れてから差し込んでいます。少し厚みは出ますが、そのほうが安心です。

おもしろいのは、背面とショルダー部分には厚みのあるクッションが入っていることです。背負い心地はしっかり作られているのに、PCが当たる面だけは薄い。ここは惜しいと思いました。

クッションがまったくないわけではないので、気にならない人は気にならないと思います。ただ「裸で入れられる前提」で買うと、少し驚くかもしれません。

なおタブレット用のサブポケットも別にあります。PCとiPadを分けて入れられるのは便利でした。

PCポケット。深さと大きさは十分だがクッション性は弱め
深さと大きさは問題なし。自分はPCケースに入れてから差し込んでいます

【訂正】不満だと思っていたら、自分が知らなかっただけでした

ひとつ、訂正させてください。

この記事を書いている途中まで、「胸で留めるバックル(チェストストラップ)の位置が高すぎて使えない」と思っていました。実際、しばらく使わずにいました。

ところが後から触っていて気づきました。このバックル、上下にスライドして位置を変えられます。

下げてみたら、ちょうどいい位置に収まりました。今は普通に使っています。

つまり製品の欠点ではなく、わたしが知らなかっただけでした。お恥ずかしい話ですが、同じように「位置が合わない」と思って使わずにいる人がいるかもしれないので、消さずに残しておきます。一度スライドできないか触ってみてください。

スペックと3階建て構造

製品名 drip FLOORPACK Cargo
価格 35,800円(税込)
容量 約28L
サイズ 高さ500 × 幅350 × 奥行180mm
重量 約1,600g
素材 ポリエステル(PUコーティング)+牛革
構造 可変式3階建て(1〜3階層に調整可能)
対応PC 16インチ対応スリーブあり
主要機構 サイドファスナー部はマグネットでも開閉可能

drip(ドリップ)は、荷物が多い人向けに設計された日本のバッグブランドです。看板シリーズの「FLOORPACK」は、荷物を階層で管理する構造で人気を集めてきました。初代はMakuakeで支援額9,000万円超・4,600人超という実績があります。

Cargoはその中でも最大容量のモデルで、共同開発パートナーはガジェットYouTuberのワタナベカズマサ氏。3年かけて開発したモデルとして発表されました。

3つの部屋の使い分け

内部を垂直に3分割できます。公式は上から上段・中段・下段と呼んでいます。わたしは旅行のとき、こう分けていました。

  • 上段:よく出し入れするガジェット類
  • 中段:着替えなど宿泊用の荷物
  • 下段:靴や重いもの、使用頻度の低いもの

仕切りは着脱式なので、1段〜3段まで荷物に合わせて変えられます。荷物が少ない日は仕切りを外して、大きくひとつの空間として使うこともできます。

FLOORPACK Flex(3年愛用)との使い分け

FLOORPACK Flex FLOORPACK Cargo
構造 2階建て 3階建て(可変式)
容量 14L前後 約28L
重量 1,010g 約1,600g
向いている用途 日常使い・通勤・カフェ作業 旅行・宿泊・荷物が多い日
FLOORPACK CargoとFLOORPACK Flexのサイズ比較。Cargoは3階建て、Flexは2階建て
左がCargo(大容量3階建て)、右がFlex(普段使いの2階建て)

3年使ってきたFlexは「普段使いの相棒」です。軽くて薄いので、毎日持って出ても負担になりません。

対してCargoは「荷物が多い日の装備」。毎日持つには大きすぎるし、重い。この2つは競合しません。役割がはっきり分かれています。

もしどちらか1つを選ぶなら、日常使いが中心ならFlex旅行や宿泊が多いならCargoです。

他の大容量バックパックと比べると

28L前後・3〜4万円台という「スーツケース代わりになるバックパック」には、すでに有名どころがあります。

製品 価格帯 容量/重量 特徴
drip FLOORPACK Cargo 35,800円 28L/約1,600g 3階建て可変・階層ごとに独立アクセス
Bellroy Transit Backpack 約31,000円 28L/約1,100g スクエア型・軽量
Peak Design Travel Backpack 30L 約37,000円 27〜33L可変/約1,450g 伸縮式で容量可変
Aer Travel Pack 3 (Small) 約46,000円 28L/約1,770g クラムシェル全開口
tomtoc Navigator-T66 約9,990円 28L/約950g 軽量・低価格

他の多くがクラムシェル(全開口)なのに対して、Cargoは階層ごとに独立して出し入れできるのが独自性です。

ただし裏返すと、1段あたりの容量は小さくなります。大きな衣類のかたまりを「ドサッとひとまとめ」で入れたい人には、向いていないかもしれません。

重量では明確に重い部類です。軽さを最優先するなら、他の選択肢のほうがいいと正直に思います。

こんな人に向いている/向いていない

向いている人

  • 「どこに何を入れたか分からなくなる」のがストレスな人(わたしです)
  • 1〜3泊の旅行・出張が多い人
  • 着替えとガジェットを一緒に持ち運ぶ人
  • 荷物を崩さずに、目的のものだけ取り出したい人
  • すでにFLOORPACK / Flexを使っていて、大容量版が欲しかった人

向いていない人

  • 毎日持つメインバッグを探している人(28L・1.6kgは日常には大きすぎます)
  • 軽さを最優先する人(同容量で1kg台前半の選択肢があります)
  • 細かいポケットをたくさん使いたい人(数はありますが小さいです
  • 大きな荷物をひとまとめに放り込みたい人
  • PCを裸で入れたい人(ケース併用が前提だと思ったほうがいいです

まとめ:不満は5つあるけど、それでも使っています

1ヶ月使って、不満は5つ出てきました。最上段が横から開かないこと、ポケットが小さいこと、ファスナーのほつれ。どれも実際に使わないと分からなかったことです。

そして1つは、わたしの勘違いでした。不満だと思っていたチェストストラップは、スライドすれば解決しました。使い込まないと、こういうことも分かりません。

それでも「荷物が多い日」には、これを選んでいます。

理由はやっぱり整理力です。3つの部屋に分けて、横から取り出せる。この一点が、他の不満を上回っています。整理できないバッグで消耗していた1年があったからこそ、そこの価値が身に沁みました。

35,800円は安くありません。「大は小を兼ねる」で買うと、たぶん持て余します。逆に「荷物が多いのに整理したい」という悩みが具体的にある人には、応えてくれるバッグだと思います。

もう少し使い込んだら、ファスナーのほつれや仕切りのマグネットがどうなったかも追記します。

drip公式の販売ページはこちらです。
drip FLOORPACK Cargo(drip公式オンラインショップ)

3年使っているFlexのレビューはこちらです。
drip FLOORPACK Flex レビュー|Makuake購入から3年、正直に使い続けた感想

同じdripでは、UUUK(ウーク)というPCスタンドも使っています。あわせてどうぞ。

あと、届くときはこんな感じで届きます。ご参考まで。

FLOORPACK Cargoが届いた状態。箱に入って配送された様子
こんな感じで届きました

よくある質問

Q. FLOORPACK CargoとFlexはどっちを買うべき?

A. 日常使い中心ならFlex(2階建て・約1kg)、旅行や宿泊で荷物が多いならCargo(3階建て・28L・約1.6kg)です。用途が違うので、両方使い分けるのがいちばん快適でした。

Q. 今から買えますか?

A. 買えます。2026年8月時点、drip公式オンラインショップで販売中です(35,800円)。一時期は完売していましたが、現在は購入できる状態でした。

Q. 1泊旅行ならこれ1つで足りますか?

A. 自分の荷物だけなら足ります。実際に一泊の温泉旅行はこれ1つで行きました。ただし家族分までとなると厳しいので、その場合はスーツケースとの併用になります。

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