iPhone Duoが発表されました。Apple初の折りたたみiPhoneです。
発表されたラインナップの全体像は、Tim Cook氏の投稿にまとまっています。iPhone Duoのほかに、iPhone 18 Pro/Pro Max、Apple Watch Series 12/Ultra 4、AirPods 5が同時発表されました。
発表を見て、僕が真っ先に気になったのはここでした。
「これ、重くないか?」「閉じたとき、厚くないか?」
たぶん、同じところを調べている人がいると思います。なので重さと厚みの話から書きます。
先に結論:254gは、正直「重い側」です
- iPhone Duoは254g/閉じて11.3mm/開いて5.2mm
- いま使っているGalaxy Z Fold7(215g・8.9mm)より、+39g・+2.4mm
- 同じく使っているiPhone 17 Pro(206g・8.75mm)より、+48g・約2.6mm
- ただし形と、iOS側の作り込みは、正直かなり楽しみです
- 結論から言うと、僕はたぶん買います。ただしメイン端末にするかは、まだ決めていません
先に断っておきます
iPhone Duoは持っていません。発表を見ただけです。だからこれはレビューではありません。
ただ、こういう状況で見ています。
- Galaxy Z Fold7を発売日に買って、それ以来メインで使っています(半年使ったレビューはこちら)
- iPhone 17 Proも併用しています。この2台持ちが、いまの自分にはすごく合っています
- その前はGalaxy Z Fold5を使っていました
つまりこの記事は、毎日ポケットに入れている実機を定規にして、Duoの数字を読むという内容です。触ってもいないのに語る記事にはしたくないので、そこは最初に書いておきます。
iPhone Duoの重さと厚さ(公式の数値)
| iPhone Duo | |
|---|---|
| 重量 | 254g |
| 閉じたとき | 84.1 × 117.8 × 11.3mm |
| 開いたとき | 164.6 × 117.8 × 5.2mm |
Appleは開いた状態を「これまでで最も薄いiPhone」と表現しています。これは事実です。
ただし折りたたみ同士で比べると、話が変わります。
手元の2台と、並べてみた

| 重量 | 閉じた厚さ | 開いた厚さ | |
|---|---|---|---|
| iPhone Duo | 254g | 11.3mm | 5.2mm |
| Galaxy Z Fold7(所有) | 215g | 8.9mm | 4.2mm |
| iPhone 17 Pro(所有) | 206g | 8.75mm | — |
※数値はすべて本体のみ(ケースなし)の公称値です。ケースを付けた状態の重さは測っていません。
出典:iPhone Duo 仕様(Apple)/Galaxy Z Fold7 スペック(Samsung)/iPhone 17 Pro 技術仕様(Apple)

気づいたことが2つあります。
ひとつ。開いた状態でも、Fold7のほうが薄い。Duoの5.2mmに対して、Fold7は4.2mm。1mm薄いです。「iPhoneの中でいちばん薄い」は本当ですが、折りたたみとして見ると、いちばんではありません。
もうひとつ。いちばん差が大きいのは、Fold7ではなくiPhone 17 Proとの比較でした。206g → 254gで、+48g。約23%増です。
254gは、実際どれくらい重いのか
ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
まず正直に言うと、いま使っているFold7の215gを、僕は重いと思っていません。まったく気になりません。折りたたみの重さとしては、完全に許容範囲です。
比較対象があります。その前に使っていたGalaxy Z Fold5は、本当に重かった。あれと比べると、Fold7は別物です。折りたたみは、この数年で確実に軽くなりました。
そしてここで、ひとつ数字を見てほしいんです。Fold5の公称重量は253g。iPhone Duoは254g。ほぼ同じです。
もちろん重心や形、ケースの有無で体感は変わるので、そのまま同じとは言えません。ただ「重かった」と感じていたあの端末と、数字の上では同じ重さ、というのは正直ひっかかります。
※公平のために書いておくと、閉じた厚さはFold5が13.4mmで、Duoの11.3mmのほうが2mm以上薄いです。
そのうえで、254gです。
Fold7から+39g。iPhone 17 Proから+48g。
正直な感想を書きます。
これは、本当に重たそうです。
215gが「ちょうどいい」と感じている自分の感覚からすると、そこに40g近く乗るのは、たぶん体感で分かってしまうラインだと思います。
そしてもっと気になっているのが、ここです。
ケースをつけたら、254gでは済みません
36万円のスマホなら、自分は間違いなくケースを付けます。しかも折りたたみです。
Apple純正のケースは2種類あります。
- iPhone Duo Case(2ピース構造)
- iPhone Duo Folio(キックスタンド付き)
当然ですが、ケースの重さは254gに上乗せされます。これはFold7でも同じで、うちの215gもケース込みでは当然それより重くなっています。ただ、出発点が254gだと、そこに乗るぶんの効き方が違うと思っています。
スタンド付きのフォリオなら、それなりの重さになるはずです。「実際にポケットに入るのは254gではない」というのは、頭に入れておいたほうがいいと思っています。
※純正ケースの重量は、現時点でApple公式に記載を見つけられませんでした。発売後に分かったら追記します。
ちなみに折りたたみのケースは、普通のスマホとは選ぶ基準がまるで違います。ヒンジに干渉しないか、閉じたときに何mm増えるか、マグネットが効くか。Fold7で半年かけて分かったことを、3つに絞って書いています。Duoのケースを選ぶときも、たぶん同じところを見ることになります。
▶ Galaxy Z Fold7 ケース おすすめ3選|PITAKAを半年使って分かったこと
閉じて11.3mm。ポケットではどうか
厚みの話です。

Fold7の8.9mmについては、収まりで困ったことはありません。折りたたみは縦長のスマホより幅があるぶん、ポケットの中では「厚い」より「大きい」が先に来ます。厚さそのものは、8.9mmなら問題なしです。
ただし+2.4mmは、たぶん気になります。
8.9mmと11.3mmは、数字で見ると2.4mmの差です。でも折りたたみは、閉じた状態で毎日ポケットに入るので、ここは効いてくると思っています。
※これは推測です。実際に持っていないので、断言はできません。
それでも、この形はかなり楽しみです
ここまで重さと厚みの話をしてきましたが、Duoで一番楽しみにしているのは、実は形です。
iPhone Duoは閉じたとき84.1 × 117.8mm。横に広くて、縦に短い。いわゆるパスポートみたいな形です。縦長のFold7とは、まったく違います。

じつはこの形、店頭でGalaxy Z Fold8の実機を触ったときに「これ、すごく使いやすそうだな」と思っていました。
縦に長い折りたたみは、閉じたときにどうしても細長くなります。そこが横に広がると、閉じたままでの操作感がかなり変わりそうだと感じました。
iPhone Duoがその形で出てきたのは、正直うれしいです。ここは楽しみでしかありません。
※ただし外側の画面はDuoが5.4インチ、Fold7が6.5インチ。Duoのほうが小さいので、そこは実機で確かめたいところです。
Duoのために作り込まれたiOS。ここが一番くすぐられました
発表を見ていて、いちばん「おっ」と思ったのはここでした。
Appleが、この形のためにソフトを作り込んできたこと。
折りたたみを使っていると分かるのですが、ハードだけ折れても、体験は良くなりません。開いたり閉じたりするたびに引っかかると、それだけで使わなくなります。
報じられている範囲だと、この辺りです。
- 展開したときに、画面が暗転しない連続したアニメーション
- Split Viewなどマルチタスクの作り込み
- 半開きで自立させて使える設計
- アウターとインナーで、表示が破綻しないように設計されている
※このうち、Appleの仕様ページで確認できたのは形状とディスプレイの構成までです。操作感の部分は、Appleの発表内容と、発表後に出た各メディアの取材記事にもとづくもので、僕が触って確かめたわけではありません。
それでも、「折りたたみを、折りたたみとして作っている」という感触は伝わってきました。後から参入したぶん、そこを詰めてきたんだと思います。
ほかに「いいな」と思ったこと
MagSafeが、最初から本体に入っている
個人的に、これが地味にいちばん大きいかもしれません。
iPhone Duoは最大25WのMagSafeワイヤレス充電に対応していて、本体にマグネットが入っています(Qi2も最大25W)。
なぜここに強く反応したかというと、いまのFold7では、マグネットを自分で足しているからです。
うちのFold7は、PITAKAのケースを付けて、その上にAULUMUのマグネットリングを貼って使っています。本体だけではマグネットが付かないので、ケースとリングで、あとから環境を作っている形です。

正直に書くと、これはこれで快適です。不満はありません。使っているリングのことは、こちらに書いています(Aulumu G09 レビュー|両面マグネット&360度回転が神すぎるMagSafeスマホリング)。
ただ、ケースが1枚必要で、リングのぶん厚みも足されるのは事実です。
iPhone Duoは、そこが最初から入っている。マグネットの充電器もスタンドも、買ってきてそのまま付く。折りたたみでそれができるのは、素直にうらやましいです。
インカメラが画面の中に隠れている
内側の画面はアンダーディスプレイのFaceTimeカメラ。穴もノッチもありません。
広い画面を広いまま使える、というのは折りたたみでは効きます。
カメラの位置と、外側の画面を使った撮影
背面は48MPのDual Fusionカメラ。そして外側の画面を使って撮る仕組み(「Duo Preview」「スマート撮影」という名前で紹介されています)があります。
折りたたみは、メインカメラで自撮りできるのが強いので、ここは期待しています。
バッテリーの数字が強い
| 公称のビデオ再生時間 | |
|---|---|
| iPhone Duo(アウター使用時) | 最大44時間 |
| iPhone Duo(インナー使用時) | 最大31時間 |
| Galaxy Z Fold7 | 最大24時間 |
⚠️ 測定条件が各社で違うので、単純に比べられる数字ではありません。ただ、デュアルバッテリーで数字を出してきたところに、「折りたたみのバッテリー不安」を潰しにきた意図は感じました。
充電も約20分で最大50%(60W以上のアダプタ使用時)とされています。
Apple Pencilに対応する(ただし後から)
Apple Pencil(USB-C)に対応します。広い画面にペンが使えるのは、素直にいいと思います。
⚠️ ただしここは注意です。Appleの注釈に「年内に利用できるようになります」と書かれています。発売と同時に使えるとは書かれていないので、ペン目当ての人は、発売日時点で使えるかを確認してからのほうがいいです。
「うーん」と思ったこと
重さと厚みは、もう書きました。それ以外です。
価格
| 容量 | 価格(税込) |
|---|---|
| 256GB | 364,800円 |
| 512GB | 399,800円 |
| 1TB | 469,800円 |
| 2TB | 574,800円 |
同時に発表されたiPhone 18 Pro Maxが239,800円なので、12万5,000円高いことになります。
初代の折りたたみとしては、まあこうなるだろうな、とは思います。でも安くはありません。
取り回し
これは結局、重さと厚みの話です。
254gで11.3mm。片手で持って、片手で操作する時間がどれくらい快適か。ここは実機を触るまで判断できませんが、いま一番引っかかっているのは、間違いなくここです。
買う前に確認しておきたいこと
- eSIM専用です。物理SIMは使えません。乗り換えを考えているなら、ここは必ず確認してください
- Face IDはありません。サイドボタンのTouch IDです
- 専用の望遠レンズはありません。48MPセンサーを使った「光学品質2倍」までです。望遠をよく使う人は、iPhone 18 Proのほうが向いています
- Apple Pencil対応は「年内」とされていて、発売日に使えるかは明記されていません
- Apple純正の保護フィルムはありません。Duo専用の純正アクセサリは、いまのところケース2種だけです(9月10日時点)。折りたたみのフィルムは普通のスマホとまるで違うので、ここは発売後に情報が出てから見たほうがいいと思います(Fold7で調べたときの話はこちら)
- カラーは2色(スターホワイト/ナイトスカイ)
- キャリア各社の価格は、まだ発表されていません(9月10日時点)
スケジュールはこちらです。
- 予約開始:2026年10月16日(金)21:00
- 発売:2026年10月23日(金)
で、買うのか
正直に書きます。
たぶん、買います。
重さは引っかかっています。ケース込みだともっと重くなることも分かっています。それでも、あの形と、あのソフトの作り込みは、実際に使ってみたい。
ただし、メイン端末にするかは決めていません。
じつはGalaxy Z Fold8に買い替えるかを考えたときも、同じところで止まりました。いま手元にある組み合わせが、けっこう良くできてしまっているんです。
いまのiPhone 17 Pro + Galaxy Z Fold7 の2台持ちが、自分にはかなり合っています。軽くて片手で完結するiPhoneと、開いて広く使えるFold7。この役割分担がうまくいっているので、そこにDuoをどう入れるかは、触ってから考えます。
1台で全部やろうとすると、たぶん254gが効いてきます。そこが、いま一番の悩みどころです。
まとめ
- 254g・閉じて11.3mm。Fold7より+39g、iPhone 17 Proより+48g。重い側です
- 開いた状態でもFold7のほうが薄い(5.2mm vs 4.2mm)。「iPhone史上最薄」は本当ですが、折りたたみとしては最薄ではありません
- ケース込みだと、254gでは済みません。ここは発売後に確かめたい
- それでもパスポート型の形と、Duo向けに作り込まれたiOSは楽しみ
- MagSafeが折りたたみで使えるのは、Android折りたたみユーザーから見ると素直にうらやましい
この記事は発売前(2026年9月時点)に、公表された数字と、自分の手元の実機だけで書いたものです。
10月23日の発売後、実機の情報が出たら追記します。特に、ケース込みの重量と、閉じたときの取り回しは自分でも確かめたいので、そこは必ず書き足すつもりです。




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