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iPhone 18 Proと17 Proの違い4つを判定|3年使った15 Proは773回で87%でした

iPhone 18 Proを見送り。3年使ったiPhone 15 Proの設定画面は充放電773回、最大容量87%。 モノ(レビュー)

iPhone 18 Proの予約が、9月12日の21時に始まりました。発売は9月18日です。

でも、わたしは買いません。

いまiPhone 17 Proを使っていて、今回はまったく「欲しい」となりませんでした。何が新しくなったのかを一通り見たうえで、そう思っています。

ついでに書いておくと、今回の発表は少し変わっていました。新しく出たのはiPhone 18 Pro/Pro MaxとiPhone Duoだけ。標準モデルのiPhone 18も、iPhone Air 2も出ていません。前の世代のiPhone 17とiPhone Airは併売が続いていますが、iPhone 17 Proシリーズは公式ストアのラインナップから外れました。

この記事は「買うな」という話ではありません。自分が気になった違いを4つに絞って、ひとつずつ当てはめて判定した記録です。最後に、3年使った手元のiPhone 15 Proの数字も出します。

ざっくり言うと

  • 自分が気になった違いは4つ(可変絞り/ビデオ再生+3時間/持続性能+40%/GPU+40%)
  • そのうち、自分に効いたのは0個だった
  • 3年・773サイクル使ったiPhone 15 Proが、設定画面ではまだ最大容量87%
  • だから世代で線を引くより、自分の電池の状態を見たほうが早いと思いました
  • 自分の買い替えの理由は、もう性能ではなくなっていた

自分が気になった違いは、4つだった

公式の発表にはほかにも変更点がありますが、自分が判断材料にしたのはこの4つでした。17 Proと並べるとこうなります。

項目 17 Pro → 18 Pro 自分に効くか
可変絞り 固定絞り → f/1.48〜f/4 効かない
ビデオ再生(公称) 33時間 → 36時間 効かない
持続性能 最大+40%(ベイパーチャンバー表面積3倍) 数字は本物。でも困っていない
GPU A19 Pro → A20 Pro(2nm)最大+40% 効かない
価格(発売時・256GB) 179,800円 → 219,800円
価格はどちらも発売時・256GBのものです。17 Proはその後に値上げがあり、現在はApple公式ストアのラインナップから外れています。

可変絞り。iPhoneで初めて、レンズの絞りが動くようになりました。6枚の羽根が入っていて、f/1.48からf/4まで4段階を手で選べます。暗いところでは開いて光を取り込み、集合写真では絞って手前から奥までピントを合わせる。カメラが好きな人にとっては、これは本物の進化だと思います。

ただ、わたしはカメラをメインに考えていません。f/4まで絞りたい場面が、自分の生活に無いんです。Appleが今回いちばん押しているのがここなので、正直、この時点でほとんど決まってしまいました。

ビデオ再生時間。公称で最大36時間です。17 Proは33時間でした。

ただ、これは決まった試験条件での数字なので、そのまま日常の持ちの差になるわけではありません。判断できるのは自分の実感のほうで、いまの17 Proの電池持ちに困っていないので、ここは判断材料になりませんでした。

持続性能。ここは数字が本物です。次世代のベイパーチャンバーが入って、表面積が17 Proの3倍。ナノ双晶銅という新しい素材も使われていて、高い負荷をかけ続けたときの性能が17 Pro比で最大40%向上しています。

注意したいのは、これは「発熱が40%減る」という意味ではないことです。負荷が続いたときに性能が落ちにくい、という話です。

効く可能性があるのは、ここだけでした。ゲームを長時間やる人、4K動画を長く撮る人、夏場に車載ナビとして使う人。そういう使い方なら、差が出る可能性はあると思います。

ただ、わたしは17 Proで熱に困ったことが一度もありません。困っていない部分が良くなっても、変化として受け取れないんですよね。

GPU。A20 Proは2nmで作られていて、GPUがA19 Pro比で最大40%高速になっています。これも同じ話で、17 Proで動作に困っていないので、判断材料になりませんでした。

4つ見て、自分に効くものは0個でした。

じゃあ誰が買うのか。3年前のiPhoneを見てみた

「自分には効かない」で終わると、ただの感想になってしまいます。では誰なら買い替える意味があるのか。それを考えるために、手元にある3年前のiPhoneの設定画面を見てみました。

ゲーム用に使っているiPhone 15 Proです。

iPhone 15 Proは設定画面で最大容量87%・充放電773回、iPhone 17 Proは100%・228回
3年・773回使って、設定画面では87%。測定試験ではなく、所有している端末の画面をそのまま並べています。

ここで充放電回数の意味だけ、先に書いておきます。これはケーブルを挿した回数ではありません。累計で容量100%ぶんを使い切ったら1回と数える回数です。50%ずつ2日使えば、合わせて1回になります。

参考までに、いまメインで使っている17 Proは、1年で228回・最大容量100%でした。月あたりのペースは近い数字です。ただし温度や充電のしかたまで同じとは言えないので、単純に比べられるものではありません。

そのうえで、87%。3年使って、まだ13%しか減っていません。

ここで大事なのが、バッテリーの設計仕様です。

iPhone 14以前は500回、15以降は1000回で最大容量80%を維持する設計。自分の15 Proは773回で87%
14シリーズ以前は500回、15シリーズ以降は1000回。理想的な条件のもとでの設計値で、使用期限でも交換の基準でもありません。

iPhone 15の世代で、仕様が倍に変わっています。773回で87%というのは、この設計から見ると納得のいく数字でした。

ここから「買い替えを考えていいのは14 Pro以前では」と書こうとして、やめました。

14 Proは2022年9月発売で、もう丸4年。しかも500回設計です。だから買い替え時なのでは、と。

でも、これは書けないなと思い直しました。

500回・1000回という数字は、理想的な条件のもとでの設計上の目安です。使用期限でも、交換の基準でもありません。そして自分の1台を見ただけで、他人の端末がどうなっているかは分かりません。

だから、こう書き直します。

世代で判断するより、自分の端末の設定画面を見たほうが早いです。設定 → バッテリー → バッテリーの状態(iPhone 14以前は「バッテリーの状態と充電」)。ここで最大容量を確認できます。iPhone 15以降(iOS 17.4以降)では、充放電回数も確認できます。

そのうえで、こう考えると整理しやすいと思います。

  • 性能で困っているか(動かないアプリがある、待たされる)
  • 電池で困っているか(1日持たない、外出先で切れる)
  • 電池だけが問題なら、交換という選択肢もある

3つ目は意外と抜けがちです。本体を買い替えるより、はるかに安く済みます。

15 Proは、いまだにこれだけ使える

数字の話だけだと伝わりにくいので、実際にどう使っているかも書きます。

いまの15 Proの役割は、ゲーム専用機です。自分が遊ぶゲームでは、まったく問題ありません。電池持ちも良好です。常に持ち歩いているわけではないので、その条件つきではありますが。

外観も書いておきます。ケースをつけて使っていて、落としたこともほとんどありません。3年経って、ほぼ新品です。

3年使ったiPhone 15 Proの背面と、ケースを付けたiPhone 17 Proを並べた写真
上が3年使ったiPhone 15 Pro(ケースを外した状態)、下がいまメインのiPhone 17 Proです。3年経って、背面はこれです。

そして、これは完全に主観ですが——3GSの頃からiPhoneを使ってきて、歴代でいちばんデザインが好きなのが15 Proです。チタンの質感、角の落とし方、そして軽さ。いま手に取っても、いいなと思います。

iPhone 15 ProとiPhone 17 Proをスタンドに立てて並べた写真。15 Proのチタンの側面が見える
左がiPhone 15 Pro、右がiPhone 17 Pro。チタンの側面と、角の落とし方。ここが好きで、3年経っても手に取ると思います。

ちなみに、いまの運用はこうなっています。

  • iPhone 17 Proahamo)… メイン
  • Galaxy Z Fold7(楽天モバイル)… メイン
  • iPhone 15 Pro … ゲーム用
Galaxy Z Fold7とiPhone 17 Proを並べた実機写真。どちらもケースを装着
いま毎日使っている2台。左がGalaxy Z Fold7、右がiPhone 17 Proです。この2台で足りているうちは、18 Proを足す理由が出てきません。

2台持ちにゲーム機が1台、という形です。この構成で困っていないことが、18 Proが要らない最大の理由かもしれません。Fold7のほうはこちらのレビューに書いています。

それでも、自分は15 Proを手放すかもしれない

ここまで「買い替える理由が無い」と書いてきました。

でも、正直に書きます。わたしは15 Proを売って、iPhone Duoの資金にするか考えています。

性能でもバッテリーでもありません。欲しいものができたからです。

そして思い出したのですが、3年前にも同じように考えていました。iPhone 15 Proを買ったとき、13 Proを売って軍資金にしています。あのときも「壊れたから」ではありませんでした。

3年前と、いま。わたしの買い替えは、ずっとこの形なんだと思います。

今回の18 Proは、まったく欲しくなりませんでした。それは18 Proが悪いという話ではなく、それだけ17 Proが完成しているということだと思っています。

強いて言うなら、iPhone Airの軽さで、Proレベルの性能が出たら。それはかなり魅力的です。ただ、Air 2は今回発表されていません。次があるのかどうかも、現時点では分かりません。

そのiPhone Duoについては、重さと厚みを手持ちの2台と比べた記事を書いています。

まとめ:自分の買い替えの理由は、性能ではなくなった

昔は2年も使えば電池がへたって、買い替えるしかありませんでした。少なくとも自分はそうでした。

いまは3年・773回使って87%です。自分にとっての買い替えは「必要」ではなく、「欲しいかどうか」に変わりました。

だから、18 Proを買う人を否定する気はまったくありません。欲しいなら、それが理由として十分です。わたしがDuoで迷っているのと、同じことなので。

ひとつだけ、役に立ちそうなことを書いておきます。判断の材料は、自分の端末の中にあります。設定 → バッテリー → バッテリーの状態。ここを見てから決めても、遅くありません。

あと、これは推測ですが——17 ProシリーズはApple公式のラインナップから外れました。18 Proが219,800円であることも考えると、完成度の高い17 Proを中古で狙う人は増えると思います。

そして、もし15 Proを実際に売ったら、いくらになったかをまた書きます。

見送ると決めた人へ、ひとつだけ

18 Proを見送るというのは、いま持っている端末をもう1年使うということです。

だったら、本体を買い替えるより、毎日さわる部分にお金を使ったほうが、満足度は上がります。自分は17 Proにケースを付けていますが、3年前に15 Proで使い始めた素材のものを、いまも選び続けています。4ヶ月使った時点で書いたレビューがこれです。

MOFT MOVAS レビュー|「素材」で選ぶならこれ。4ヶ月愛用したヴィーガンレザーの完成度

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この記事で参照した公式ページです。

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