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Macのバックアップ用SSDは1,000MB/s級で十分だった|キオクシア ポータブルSSD 1TBを実測、合う人・合わない人

Macのバックアップ用SSDは1,000MB/s級で十分。キオクシア ポータブルSSD 1TBとiPhoneの大きさ比較 モノ(レビュー)

Mac miniを買って、5Kモニターをつないで、デスクが一気に変わりました。その少し前に、もうひとつ買ったものがあります。外付けのSSD(ファイルを保存しておく、外付けの記憶装置)です。

実は、SSDを買うのは初めてでした。くわしくない自分は、これまで買い物で失敗ばかりしてきました。今回は、AIと相談しながら、自分の持ち物や使い道、Macとの相性を確かめてから買いました。だから、安心感があります。

キオクシア EXCERIA PLUS G2 ポータブルSSD 1TBの箱の正面
買ったのは、キオクシアのポータブルSSD 1TB

この記事でわかること

  • Mac用のSSDは、どのくらいの速さのものを選べばいいか
  • 1TBにした理由と、セールを待たなかった理由
  • Mac miniで測った、実際の速さ
  • このSSDが合う人・合わない人

先に結論:キオクシア ポータブルSSD 1TBを28,280円で買った

わたしが買ったSSD

キオクシア EXCERIA PLUS G2 ポータブルSSD 1TB

型番 SSD-PKP1.0U3G2BR/購入価格 28,280円

買った時期・店 2026年10月・Amazon(プライム感謝祭)
容量 1TB(約1,000GB)
速さ(公称の最大値) 読み出し 1,050MB/s・書き込み 1,000MB/s
つなぎ方 USB 3.2 Gen 2(USB Type-C)
大きさ・重さ 72.0×40.0×11.8mm・約42g
付属ケーブル USB-C to C、USB-C to A(どちらも30cm)
保証 3年

仕様の出典:キオクシア公式の製品ページ(2026年10月31日に確認)。MB/sは「1秒間に読み書きできるデータの量」です。

届いて最初に思ったのは、「めちゃくちゃコンパクト」でした。スマホと並べると、半分くらいの大きさです。

キオクシア ポータブルSSDとiPhoneを並べた写真。SSDはスマホの半分ほどの大きさ
左がSSD。iPhoneの半分くらいの大きさ

いまは、Mac miniに挿しっぱなしにして、バックアップとファイルの置き場所に使っています。

きっかけ:MacBook Airの空きが15GBになった

私のMacBook Airは、M4・メモリ16GBのモデルです。10月はじめの時点で、ストレージの空きは約25GBでした。

いちばん大きかったのは写真のライブラリで、約60GBありました。そこから2週間で約10GB減って、空きは約15GBになりました。

困った場面が、はっきりあったわけではありません。ただ、容量がギリギリの使い方が、気持ちのうえで好きではないんです。「容量がないから、これが入れられない」「あれが導入できない」という状況は作りたくない。ストレスなく使いたい。性分ですね。

去年買い替えたばかりのMacを、また買い替えるつもりはありません。そこで、外付けのSSDを足すことにしました。

Mac用のSSDの選び方:「2,000MB/s」の製品は、つなぎ方を確かめる

外付けSSDを探すと、「最大2,000MB/s」の製品が目に入ります。ただ、この速さは、つなぎ方によっては出ません。

こういう製品の多くは「USB 3.2 Gen 2×2」というつなぎ方で速さを出しています。Mac本体の端子がこのつなぎ方に対応していない場合、10Gbpsでつながり、速さは約1,000MB/s級になります。USB4やThunderboltに対応したSSDは、また別の話です。

つなぎ方による速さの違い。USB 3.2 Gen 2は約1,000MB/s、Gen 2×2は約2,000MB/sだがMacの端子が非対応なら約1,000MB/s、USB4・Thunderboltは速いが値段も高い
つなぎ方で、Macでの速さが変わる
解説するこりーぬくん

ことば解説|Gen 2・Gen 2×2・USB4

Gen 2は、USBのつなぎ方の名前だよ。規格は10Gbpsで、実際のファイルのやりとりはだいたい1,000MB/s前後。Gen 2×2はGen 2を2本分使うつなぎ方で、20Gbps。対応していない端子につなぐと、Gen 2の速さになるんだ。USB4やThunderboltは、もっと速い別のつなぎ方。そのぶん値段も高いよ。

私の使い道は、バックアップとファイルの保管です。それなら10Gbps級(約1,000MB/s)で十分だと考えて、今回はこのクラスを選びました。大きなファイルを頻繁に動かす人や、SSDの上で動画を編集したい人は、USB4/Thunderbolt対応の製品もくらべてみてください。

候補にしたSSD

製品 つなぎ方 Macでの速さの目安
キオクシア EXCERIA PLUS G2(買ったもの) Gen 2 約1,000MB/s
Samsung T7 Gen 2 約1,000MB/s
Crucial X9 Gen 2 約1,000MB/s
SanDisk Extreme V2 Gen 2 約1,000MB/s
Samsung T9 Gen 2×2 Gen 2×2に対応していない端子なら約1,000MB/s

速さは、規格とメーカーの公称値からの目安です。実際に測ったのは、買ったキオクシア1TBだけです。値段は日によって大きく変わるので、それぞれの販売ページで確かめてください。

2TBか1TBか:決め手は予算

最初は、2TBを買うつもりでした。2TBの方が、1GBあたりの値段は安かったからです。

でも、購入した10月は、大きな買い物が重なっていました。iPhone Duo(まだ手元に届いていません)、Mac mini、そしてモニター。予算を大きくオーバーしていたので、1TBにしました。

ブラックフライデーを待たずに買った理由

いつもなら、ブラックフライデーまで待つところです。でも今回は、10月のプライム感謝祭で買いました。

SSDの部品(NANDフラッシュ)は、AIのデータセンター向けの需要で値上がりが続いていました。買うかどうか考えていたころ、調査会社のTrendForceは、2026年10〜12月のNANDフラッシュの契約価格が、前の3か月より15〜20%上がると予測していました(2026年9月30日の発表)。ただし、これはメーカーどうしの取引の価格の話です。お店のSSDの値段やセールの値段が、同じだけ上がるという意味ではありません。

AIと相談して、「この値段なら、1か月以上待つより、早く快適な環境にしたい」という気持ちが勝ちました。

価格.comとAmazonで、値段が約8,000円ちがった

買う前に、価格.comでも値段を確かめました。すると、同じ1TBが36,248円〜になっていて、Amazonのセール価格より約8,000円高く出ていました。

見くらべると、型番がちがいました。私が買ったのは、Amazonで売られていた型番「SSD-PKP1.0U3G2BR」です。価格.comで見たページは、別の型番でした。

キオクシア ポータブルSSDの開封。箱の側面に型番SSD-PKP1.0U3G2BRのシール
箱の側面に、型番のシール

比べるときは、容量だけでなく、型番と販売店もそろえて確かめるのがおすすめです。

設定は、基本つなぐだけ

中身は、SSD本体、ケーブル2本(USB-C to CとUSB-C to A)、説明書です。

付属品のUSB-C to CケーブルとUSB-C to Aケーブル、説明書
ケーブルは2本ついてくる

設定で困ったことは、今のところありません。基本は、つなぐだけです。それでも、初めてだと「あれ?」となりそうな点が3つあります。先に知っておくと安心です。

1. 最初に「アクセサリの接続を許可」が出ることがある

MacBook Airなどでは、初めてつないだときに「アクセサリの接続を許可」の確認が出ることがあります。出たら「許可」を押します。

2. 届いたときの保存の形式は「exFAT」

exFATは、WindowsとMacの両方で使える形式です。Windowsともファイルをやりとりしたいなら、このまま使えます。

ただ、exFATのままではTime Machineの保存先にできません。Time Machineに使うときは、Mac用の形式「APFS」にします(Time Machineの設定の途中で、消去してよいか聞かれることもあります)。

形式を変える(初期化する)と、SSDの中のデータは消えます。何か入れていたら、先に別の場所へコピーしておきましょう。

なお、APFSにすると、Windowsの標準の機能では読めなくなります。私はMac専用にしたので、Windowsとは共用していません。

3. Time Machineでは、Macが専用の場所を作ってくれる

Time Machineでディスクを選ぶと、Macがバックアップ専用の場所を作ってくれます。私は1TBのSSDの中を、「バックアップ用」と「保管用」の2つの保存場所に分けました。バックアップの上限は500GBにしています。

500GBは、予算の中で決めた私の配分です。Appleは、バックアップ先にMacのストレージの2倍以上の容量があるのが理想と案内しています。暗号化のパスワードは、パスワード管理アプリで作って保存しておくと安心です。

使い終わって外すときは、Finderで「取り出す」をしてから抜きます。

Time Machineでは、容量は空かない

先に知っておきたいのは、Time Machineでは、Macの容量は空かないということです。

Time Machineは「コピー」をとる機能です。バックアップをとっても、Macの中のファイルは消えません。容量を空けたいなら、SSDにファイルを移してから、Macの中の元を消す必要があります。

元を消す前に、2つ確かめる

  • SSDに移したファイルが、ちゃんと開けるか
  • 大事なファイルは、別の機器やクラウドにもコピーがあるか

同じSSDの中を「バックアップ用」と「保管用」に分けても、SSDそのものが壊れたり、なくしたりしたときの備えにはなりません。

私はボイスメモ(3.6GB)を、SSDの保管用の場所に移しました。保管用には、まだ多くは入れていません。

なお、Appleの「写真」アプリのライブラリは、Time Machineに使っているSSDには置かないようにAppleが案内しています。写真のライブラリを移したいときは、Time Machine用とは別の外付けの機器を用意してください。私は、写真のライブラリは移していません。

Mac miniに挿しっぱなしの「倉庫」に

いまは、SSDを家に置いているMac miniの背面のUSB-Cに、挿しっぱなしにしています。Macの情報画面では、10Gbpsでつながっていました。

Mac miniを導入したときには、Time Machineのバックアップが役に立ちました。

実際の速さ(Mac miniで測った)

4GBの大きなファイルを1つ書いて、読む。これを3回くり返して平均しました。

Mac miniで測ったキオクシア ポータブルSSD 1TBの速さ。書き込み約980MB/s、読み出し約930MB/s。4GBのファイルなら約4秒
書き込み約980MB/s、読み出し約930MB/s
書き込み 読み出し
キオクシア 1TB(実測) 約980MB/s 約930MB/s
メーカー公称の最大値 1,000MB/s 1,050MB/s

書き込みは公称とほぼ同じ、読み出しも9割くらい出ていました。計算すると、4GBのファイルを書き込むのに約4秒です。

ちなみに、Mac miniの本体の中のストレージは、同じ測り方で書き込み約6,200MB/s・読み出し約4,500MB/sでした。本体の中の速さにはかないません。

測り方:Mac mini(M6)、macOS 27.2、2026年11月2日。自分で行った短いテストで、大きなファイルを順番に読み書きした結果です。メーカーとは測り方の条件がちがいます。たくさんのファイルのコピーや、Time Machine全体にかかる時間を表すものではありません。テスト用のファイルは測ったあと消しています。

いちばん変わったのは「気持ち」

いちばん大きかったのは、速さよりも気持ちの方でした。保管用には、まだ多くは移していません。それでも、「いつでも容量を空けられる」という安心感があります。容量の心配ごとに使っていた頭が、減りました。

このSSDが合う人・合わない人

使っていて、気になるところは特にありません。

合う人

  • MacBook Airの容量がギリギリで、気持ちよく使いたい人(買い替えるほどではない人)
  • Time Machineでバックアップを始めたい人
  • Mac miniなどに挿しっぱなしにして、「倉庫」として使いたい人
  • 速さより、値段とのバランスを大事にしたい人
  • 初めてSSDを買う人(つなぐだけで使える)

合わない人

  • 大きなファイルを頻繁に動かす人や、SSDの上で動画を編集したい人(USB4/Thunderbolt対応の製品もくらべたい)

まとめ:バックアップと保管なら、10Gbps級で十分だった

  • 「2,000MB/s」の製品は、Mac本体の端子が対応していないと、約1,000MB/s級になる。バックアップと保管が目的の私には、10Gbps級で十分だった
  • キオクシア 1TBは、Mac miniで書き込み約980MB/s・読み出し約930MB/s。公称に近い速さが出た
  • 設定は、基本つなぐだけ。形式を変えると中身は消えるので、そこだけ注意
  • Time Machineは、容量を空けてはくれない。空けたいなら、移して、確かめてから消す
  • いちばんの効果は、「いつでも容量を空けられる」安心感

Mac miniとモニターの記事も書いています。

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